ワンダースワンを修理してみたの巻
最近は週1で旧実家のDIYリフォームに通ってるんですが、ついでにやっているのが長年放置されていたガラクタ整理
このワンダースワンは多分20年ぶりぐらいに発掘したものの、電池を交換して電源ボタンを入れても動きません…
メルカリでは不動ジャンク品でも3000円くらいで取引されてるようなので、売り払って明日のビール代にするかと思いましたが、「ワンダースワン 電源入らない」でググったら結構簡単に直ることもあるようなの修理を試みました
ワンダースワンが起動しない主なトラブルの原因
故障と言っても液晶が物理的に壊れたり、水没してしまったりだとプロじゃないと直せませんが、普通に丁寧に扱っていても起動しなくなってしまうよくある例がこの2つとのこと
- ソフトの接触不良
- 電源ボタンの接触不良
筆者はワンダースワンの本体と同時に購入したソフト1個しか遊んだ記憶がないので、あまり汚れてはいないと思いますが一応接点復活剤をぶっかけてみても効果なし
「電源ボタンの接触不良」はワンダースタン特有の持病らしいですが、なんかアルミホイルで直せるとのことなので試してみることにしました
電源ボタンの接触不良を疑って分解
分解は極めて簡単
裏側の6か所のネジをトルクスドライバー(T7)で外して、適当なヘラでゆっくりこじ開けるだけ
辺りにトルクスドライバーが見当たらなかったのでまた今度とも思いましたが、ドライバーセットに入っている細い2mmのマイナスドライバーで外せました
電源ボタンのゴムがダメになるのが原因でスイッチが入らなくなるようですが、アルミホイルで隙間を狭くして接触の助けになるようにしてあげれば良いらしい
ある程度厚みがあった方が良いので、折って2枚分の厚さにすると良いとの情報がたくさん出てきました
でも動きませんでした
作業している時に薄々感じていたんですが、このワンダースワンってボタンがダメになるほど使い込んでないんですよね
リメイク版のFF2がやってみたくて買ってみたもののクリアしたかすら怪しい…
他の原因を探るとあることに気づきます
電池の接触金具が汚れているので清掃
電池のマイナス側に見事な緑青・・・
なんでこんなことに!!!
と調べてみたら、長年電池を入れっぱなしにしていると過放電となり、電池から電解液が漏れてこんなんなってしまうらしい
電池使うけど、めったに使わないような電化製品は使う時だけ電池入れるようにした方が良いですね!
いざという時の懐中電灯がいざという時に使えなかった大変です
- 重曹ペースト … 重曹と水を入れ混ぜ、ペースト状にして歯ブラシや綿棒で磨く
- 酢+塩 … 酢に塩を1:1で混ぜたものを使用します
重曹が見当たらないので、台所にあったミツカンとアジシオを拝借
分量は1:1とありますが、適当に混ぜました
ガッツリ固まっていて綿棒で拭く程度では取れないのでマイナスドライバーでガリガリ削り取りましたが、次は茶色いサビが出てきました
マイナスドライバーに紙ヤスリを巻き付けて、指で押さえてジョリジョリやっていたら金属の下地が表れてくれました
エアダスターで埃を飛ばして無事復活
これでダメならジャンク品として直せる人に売ろうと、あまり期待せずに仮組で電源スイッチを入れるとギュイーーーーンッ!! と元気で派手な起動音!
今となってはワンダースワン液晶って暗すぎて、今後遊ぶかどうかは微妙なところですが壊れていたものが直るのってやっぱりうれしい!
壊れているワンダースワンを持ってる人は、捨てる前にダメ元で自分で修理してみてはいかがでしょうか?
ではまたお会いしましょう!