こんにちは!10何年かぶりにオーディオマイブームが来ているこけしタロウです
オーディオ置ける部屋も広くなったし、お金は無いけど学生時代に買ったメインスピーカーをアップグレードさせたいと考えて早数ヶ月・・・
ヤフオクと戦い続けようやく新しい中古スピーカー(変な表現)に買い替えることができました
なぜ「トールボーイスピーカー」?
低予算で買えるスピーカーが他になかった
まっ貧乏ブロガーなんて毎日が妥協の繰り返しですからね!
とある40年前のビンテージスピーカーの無骨な見た目がど真ん中で、ヤフオク相場だと運が良ければ2万円以下で入手できそうだったんですが、最近の物価高や円安による新品スピーカーの値上がりに引きづられて中古相場も引き上げられてるのか競り合いで全く歯が立たない…
詳細不明ジャンクに数万円は出せないし、中古ショップで整備されたものだと6~8万…
40年前にペアで定価18万、実売は多分10万ちょいで買えたであろうスピーカーが令和で6万て…
予算オーバーしすぎなので狙いを大型スピーカーに変更
世の中の売れ筋は小型ブックシェルフスピーカー
2WAYブックシェルフにサブウーファーで低音補強した2.1ch構成が最も手軽に高音質環境が手に入るというのが定説のようで、筆者も安くて良いブックシェルフスピーカーを探してました
重い大型スピーカーは扱いにくく日本の住宅事情に合わないので、銘機と謳われる有名スピーカーやガチ勢が買うような高級ハイエンドを除けば値下がり率が大きくコスパ的には逆に狙い目のモノもあり、更に「引取限定商品」なら送料節約で実質1万円以上安く買える!ってわけです
ですが「引取限定」で出品される30cm以上の大型ウーファーを搭載したスピーカーのレビューを探すとどれも「駆動力の高い高級アンプじゃないとまともに鳴らない」と玄人風の人たちが念仏を唱えてます
「スピーカースタンドも専用設計の物じゃないと性能を発揮できない」みたいなことを言ってる人がいます
当然そんなの持ってないし必然的にウーファーも16cmクラスとほどほどの「トールボーイスピーカー」に絞られました
- トールボーイ型はセンタースピーカーやリアスピーカーもシリーズで発売されているようにAVアンプで使うことを前提に開発されてる(ような気がする)
- 細長いだけで設置面積はブックシェルフとあまり変わらない
- スタンドも要らない
この数ヶ月、色々ネットで勉強して「オーディオは良質な重低音を出そうとするとアホみたいにお金がかかる」という事を学びました
庶民はデジタルアンプ内蔵の「サブウーファー」を導入するのが近道のようです
なんか良さそうな「S−A77TB」というシロモノを落札!
- スピーカー構成 3ウェイ+スーパートゥイーター方式
・ウーファー … 16cmコーン型×2
・ミッド/トゥイーター … 同軸13cmコーン型/3cmドーム型
・スーパートゥイーター … リボン型 - インピーダンス … 6Ω
- 再生周波数帯域 … 35Hz~120kHz
- 出力音圧レベル … 89dB/W(1m)
- 最大入力 … 160W(JEITA)
- クロスオーバー周波数 … 300Hz、3kHz、40kHz
- 外形寸法 274(W)×1075(H)×366(D)mm
- 質量 … 37kg(1本)
落札価格はペアで税込み約22000円(引取限定)でした
もちろん、最初からこのスピーカーを狙っていたわけではありません
日々「引取限定」で出品されるモノのスペックとレビューを調べ、何か良さそうだけど競り合う人がいなくてたまたま安く落とせたのがこの「S−A77TB」だっただけです
出会いはいつだって運命的!
無事落札できてウキウキしながら、なんとなーく5chのトールボーイスレを見ていたら気になるやり時が…
普通の男性が持ち運びできるスピーカーの重さは何キロ?
1人でリビング階段を使って、二階まで運びあげないと行けない。
重さを考えると、同一メーカーのシリーズの最小モデルになってしまう。
それなら、同一メーカーのブックシェルフのちょい大きめの方が良いかとなる。
たとえばポークオーディオでいうと、トールボーイのR500だと運ぶのが無理。
ブックシェルフのR200か、それより下位モデルにするかとなる。
R500って約18kgだけど特に力持ちではない普通の男だと
階段で2階まで運ぶのは厳しい?
R500買おうかと思ってるんだけど・・・。
持ち上げるのには取っ掛かりがないから、一人で二階まで運ぶのは危ないかも。
出来なくないかもしれないけど、誰か家族が手伝ってくれなくても見ててもらった方がよさそう。
長い目で見るとちょっと難しいです。
緩衝材でぐるぐる巻きにして運んでったよ
自分で持ち上げるのは20kgが限界かなー
NS-F350は26kgだから無理かなー
込みの値段だって言われて即決してきた
JBL698 スペック見ると38kgあるw
現物見て、こりゃ移動ムリだわと思って泣く泣く680に
するところだったので相談してよかった
そうなんだ
40kg近いのは一人では不可能だわな
当たり前だけど、搬入は
「我々みたいな店で買ってもらえば搬入しますけど」って言われて
じゃ見積もり出してって言ったら
ポチろうと思ってたネット店より安くてビビった
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1587397689/
なんか「40キロスピーカーは一人で運搬設置は無理、20キロが限界」みたいな不思議な会話をベテラン住人達がしています
ちょっと意味がわかりません・・・
中高生の頃の記憶だと背筋力測定では誰もが100キロ以上は出してたと思うし、お相撲ゴッコをイメージすると感覚的に自分と同じくらい重さの人間なら普通にだき抱えられると思うんですよね?実際駅弁ファ(自重)
気になってググってみると…
- 男性の背筋力・年齢別平均値
- 10~13歳:80kg
- 14~18歳:140kg
- 19~26歳:160kg
- 27~37歳:155kg
- 38~45歳:145kg
- 46~50歳:140kg
- 女性の背筋力・年齢別平均値
- 10~13歳:60kg
- 14~18歳:85kg
- 19~26歳:95kg
- 27~37歳:85kg
- 38~45歳:80kg
- 46~50歳:70kg
Q「150センチ55キロの女が持てる重さの限界てあるのですか?」
A「学生時代は帰宅部、体育もサボるほど身体使う事が億劫でしたが、就職して重い物持つ仕事してました。当時154センチ42kg、筋トレ等せずに50kgは持ってました。」
5chのピュアAU板の住人はネタじゃなくてガチのマジのヨボヨボおじいちゃん説
5ch見て少し不安になってましたが、ダイエットに成功して体重50キロ代前半のエルおじ体型の筆者も全く問題なく一人で積み下ろしできました
- 右利きの場合は左手でゆっくり傾けて、できた隙間に右手の指を突っ込む
- 左手は肘も使って反対側を抱え込むように持って垂直にバランスを取る
- ゆっくり立ち上がると背筋の力で自然と持ち上がります(左手は添えるだけ)
- 傷つかないように毛布やタオルケットなどを引いて、滑らせるように奥に押し込む(降ろす時は滑らせて引っ張り出す)
万力のように両手で挟んで腕の力で持ち上げようとするとビクともしませんが背筋を使えば簡単デスネ!
20キロの米袋も持てないようじゃコストコに買い物にも行けないと思いますが、個人趣味でオーディオに数百万もかけられる富裕層の方々は自分で重い荷物は持たないし、部屋の模様替えや引っ越しの際、自分でタンス・水槽・テレビ・冷蔵庫といった家具を移動させた経験も必要もないんでしょうね…
そういえば友達同士でもお駄賃払って手伝い頼む事があるけど、自分はいつもお駄賃もらって手伝う方ですわ…
思わぬ形で経済格差を感じてメンタルダメージを受けましたが、そういうのもあって重たいスピーカーは安く買えるんだとポジティブに考えるとします
「S−A77TB」を聞いてみた感想
引取時に出音確認した際はただのスピーカーから出てる音で良いも悪いもねーなって思ったし、発売から20年近く経っている中古です
当時の評判が良くても目の前の個体がどんな音を出すか不安もありましたが、部屋に仮設置して2chで音楽(ルパン三世のテーマ)を聞いたらすぐにその凄さがわかりました
ボーカルや楽器奏者の位置がクッキリ鮮明で、眼の前にステージが現れたかのような立体感
これが同軸スピーカーユニット+スーパーツイーターの解像度ってやつなんでしょうか
左右の楽器配置くらいは以前のD-202AXLTDでもモチロン感じられましたが、S−A77TBには高さと奥行きが広がり2Dから3Dに進化したような感じです
これは楽しい!
なぜ同じウーファーユニットを縦に2つ並べてあるのか?音像定位が悪くなるのでは?と見た目から想像してましたが、これも立体感を表現している一因なんでしょうかね
AV向けサラウンドスピーカーシステムでトールボーイが採用される理由をカラダで納得させられた気がします
音色は癖がなくとても繊細でクリア、センタースピーカー無しの4.1chで映画を見てもセリフが鮮明です
それを個性がなく音楽的にはつまらない音だと感じる人もいるでしょう、長年オーディオやって自分の好きな音質だったり聞くジャンルが固まっている人が自分に合わないと言えばその通りだと思います
でも純粋な音楽マニアではなく、ゲームや映画もつまみ食いしたい筆者のようなニワカ初心者には丁度よい気がしますね
概ね、価格.comで見たレビューと同じような感想でした
- 背中を押してくれた価格.comのレビュー達
- 77は、現代の100万級のトールボーイと対等に渡りあえる音質の性能を秘めたSPに感じました。原価割れが原因で販売中止なった事もうなずけます。2021年で販売ならペアで80万円の物量でしょう。
- 他の方がおっしゃるように素晴らしい、S-A7を聴いたことがありますがかなり違う。躍動感がすごく絶句状態。シアター用といいますが、こんなスピーカーは20万クラスで聴いたことがありません。
- 超高音を奏でるリボンツイーターと同軸ユニット技術により、ボーカルや楽器の演奏などの、より正確な音像の定位を実現できるスピーカーである。その心地よい鳴りっぷりと力強い存在感はTADにもヒケを取らない、と、店舗で試聴して感じた。
- 比較検討した機種はB&W703/704、CM7、683、YAMAHA Soavo-1、KEF iQ9、他です。この中ではダントツに繊細で鳴りっぷりが良いので決めました。全域フラットでスピーカー独自の味付けはあまり感じられませんが、繊細で、量感たっぷりに鳴ってくれます。単純に言えば高性能です。
- カチッとした音はかなり評価すべき、ただ妖艶なつやっぽい音にはやや不向きかと?コストパフォーマンスを考えればかなり鳴りっぷりのいいスピーカーですね。
こんなスピーカーが1本1万くらいで手に入るなんて、無趣味でブラゲのガチャとかキャバクラとかに課金していた過去の自分に教えてあげたい・・・
所有スピーカーが3ペアになったことで7.1ch構成も可能になりました
手元に適度な長さのスピーカーケーブルがないので現在5.1chのままですが、横のサラウンドスピーカーだけ距離が近すぎるし、後ろの机で作業しながらBGM的に音楽を流したりFMラジオを聞くのがメインなので仮想7.1chだと前方から音色の違うスピーカーの音が混ざり、売りの音像定位も狂って良い事なさそうな気しかしません
音楽は2chで聞くとしても、現在のバイアンプ接続からシングルワイヤ接続に変更したら音質が悪くなるかも?
センタースピーカーは同シリーズのS−A77VTがたまにオクに出ていて1万以下で買える相場のようなので、次出てきたら見逃さず買い替えたいっすね
7.1ch以上にするならフロントとセンターは同一シリーズで音色を揃えて、サラウンドスピーカーは天井吊り下げスピーカー111ADを増やして5.1⇢7.1、AVアンプも安くアップグレードできるならAtmos7.1.2にしたいなーと妄想してますが、ゆっくり時間をかけて試行錯誤を楽しんでいきたいと思います